ラフ・ライド

何年か前に「アベレージレーサーのツール・ド・フランス」というサブタイトルに惹かれこの本を手に取りました。トップ選手を支えるその他大勢の一人である選手の声が聞きたい、なんて。ステファン・ロッシュやショーン・ケリーと同郷で一緒に走っていたレーサーのお話。読んでみて思っていた内容(理想と現実)との違いに顎が外れました。終始愚痴っぽくイライラした感じには辟易しましたが、それが現実なのでしょう。ドーピングに関する告発部分ばかりが大々的に取り上げられてしまい当時は関係者から総スカンを喰らい苦労したようですが、その後どうしているだろうと思っていたらこちらに今回の問題絡みでインタビュー記事が載っていました。今はライターとしてご活躍のようですね。