ツール最終ステージ

シャンゼリゼのスプリントを制したのはハスホフト!彼には最初と最後を飾っていただき、しっかり袋とじされたツールになったようで心地よいです。
さてさて凱旋パレードになった昨日のステージ、セーヌ川を抜けて市街地に入るタイミングでかなり長い時間シモーニさんとリッコが先頭で集団を引いていましたね。スタジオからも「なぜシモーニが引いてる?」みたいな声が上がっていましたが、私の推測によるとあれはQuest2の撮影用に間違いない(笑)
結局ジロで総合優勝も果たせず、このツールでもステージ優勝をあげられなかったシモーニさん、Quest1では2003年ジロ優勝をクライマックスに持って来たので、Quest2は結果が得られずどうなるのだろうと思っていましたが、昨日の図がシモーニさんにとっての結果だったのだろうと思いました。
若きイタリア人ライダーのリッコはこのツールでは始終シモーニさんの後を付きまとい、シモーニさんも鳥のヒナの様についてくるリッコに対しとてもHappyな気持ちになったそうです。歳が一回りも違うリッコにとっては、同じイタリア人としてジロを2度も優勝しているシモーニさんはマイボスマイヒーロー(ん?どこかで聞いたことあるフレーズ)であり、一緒に走れることが夢のようだったんでしょうね。そんなリッコにシモーニさんも自分の後継者として自分の経験を伝授したいと思っているのでしょう。そんな関係があのタンデムの図に表れていたのかなぁと思っています。
正直リッコの姿がクネゴに重なって少しせつなかったです。クネゴの成長が早く2人はあまりにも早くライバルになってしまったけれど、シモーニさんの心の中で本当にそこにいたのはクネゴだったのかもしれませんね。