自転車に恋して

なぜロードレースが好きなのにロードレーサーに乗らないのかと言いますと、数年前近所のサイクルショップに「ママチャリお断り」という張り紙があり、あまりの衝撃に「あぁ結構です、ロードには一生乗りません。それでもロードレースが好きなんです」と一方的なシャットアウトにファイティングポーズをとったまでのことです。そんな理由なのでいつ乗り初めても結構なのですが、どうせならこのまま「乗らないけど好き」な感覚を楽しんでいる次第です。
なので今までジャーナリストの方に「日本にもっとロードレースを普及させたい」とか「日本でも今自転車が来ている」と言われても今一ピンと来るものもなく、芸能人が「私も今はまっています」と表紙を飾る自転車雑誌に申し訳程度に1.2ページついてくる海外ロードレース情報に居心地の悪さを感じていました。
それが今回がめんださんランスさんのところで盛り上がっている話題に触れ「そうか今までと違う方向でいいんだ」と妙に自分の中でしっくりくるものがありました。
チームヴァンのことに関しても選手が結果を出しているにも関わらず、いち大企業が年間5,000万の予算(予算の低さにビックリです)をもう出さないという事は、この市場がそれだけ魅力のないものだということですね。個人的に5,000万出すことはムリでも、この市場が魅力的なものだという事は広げていけるかもしれない、今までと違う方向なら自分にもできる事はあるかもしれない、と思うのです。
何か始まるかもしれない今のワクワクドキドキ感は筋書きのないロードレースのようですねぇ。