一夜明けて

夕べは何をどう受け止めたら良いのか分からず、夢遊病者の様にあちこちのサイトを行ったり来たり。続々と更新される向こうのサイトを眺め、出てくるのはため息ばかり...。
正直なところバッソの名前が出た時には、ショックだったけれどあまり驚きませんでした。
例のジロでの問題ステージ後シモーニさんの「今年のジロはエイリアンと戦っていたみたいだよ」というあいたた発言。
それに対し「エイリアンだなんて言われたくない」とバッソがムキになって反論したことが印象的でした。
「エイリアン」は「ドーピング選手」の隠語ですよね。
岩佐さんの記事を読んで、何となく心の準備が出来ていました。


オペラシオン・プエルトで上がった選手の名前を見ても、明らかに2人だけが異質だと思います。
今回の事件の舞台となったスペインのチーム又はスペイン人に属さないのはバッソウルリッヒだけ(現在チームに属さない者も含めるとハミルトンもですね)。
「向こうがやっているんだからこっちもやらないと勝負にならないよ」そう囁く武器商人の影が見えるようです。「チームのエースとしてのプレッシャー」ってとてつもないモノなんでしょうね。悪いことだとは分かっていても、誘惑に負けてしまった選手を悪者にはしきれない...。
それでも日はまた昇り、朝は来るのだ。